こんにちは、Bootの三谷です。今回はBubbleで開発できること、得意なことを紹介していきます。Bubbleは開発できる範囲が広いため開発のイメージを持ちにくい印象があります。そこで具体的なアプリの種類や機能を通じて開発できることを明らかにしていきます。Bubbleで開発するアプリは、各要素や機能、デザインを組み合わせて開発していきます。意外とあなたが思う通りのサービスもBubble1つで開発できてしまうかもしれません。
Bubbleとは
(公式サイト:https://bubble.io)
Bubbleは、海外製のノーコードツールです。プログラミング言語をコーディングする作業をカットして、非エンジニアでもアプリを開発することができます。習得次第では、業務効率化ツールやSNSアプリ、プラットフォームまで幅広く開発することができます。
Bubbleは一般的なノーコードツールに比べ汎用性が高く、開発できる領域が多いという特徴があります。一方で、開発範囲が多い分、ツールを扱うことは難易度が高い反面もあります。
新規事業やMVP開発など、柔軟な開発が求められている領域については、Bubbleによる圧倒的なスピード開発が役立ちます。弊社は、これまで20件以上の新規事業に取り組みBubbleを生かした開発を行ってきました。
Bubbleの仕組み
上記の画像はBubbleの開発画面になります。Bubbleでは、左にあるエレメントをドラッグ&ドロップすることでシステム開発を行っていきます。テキストやボタン、写真をアップロードする、文字入力するインプットを組み合わせて開発していきます。
パーツを組み合わせて、色や余白を調整するとアカウント登録機能ができます。アカウント登録パーツという要素はなく、テキスト、インプット(メールアドレス、パスワードを入力する箇所)、ボタンを組み合わせてアカウント登録機能を作ります。このように、テンプレートベースではなくエレメントベースで作り上げるため、より多くのシステム開発が可能になります。
アカウント登録ページの裏側は上記の画像のようになります。sign the user upというワークフローが標準で用意されており、EmailやPasswordと書かれている箇所に、デザイン画面にあったインプットの項目と合わせることで、アカウント登録機能が動作するようになります。上記のワークフローでは、登録しても特に変化は起こりませんが(データベースにアカウントデータが登録される)登録完了後はマイページに遷移する、「登録しました」のメールを送信するなど、ワークフローも組み合わせ方次第で多くの機能を実装することができます。
Bubbleでできること
Bubbleは、上記で説明したような自由度の高さから「何でも作れるツール」と言われています。特にWebアプリの開発に優れており、デザイン面やワークフローの追加などが簡単にできるところが強みです。一般的なサービスで使われる技術のほとんどが、Bubbleで実装可能です。これにはページの移動や「いいね」機能、チャット機能などが含まれます。基本の開発方法は、システムのパーツとなるエレメントを組み合わせて実装するため、組み合わせ方次第で幅広いシステムに対応することができます。これは開発できるか?はBubble経験者しか分からないというほど奥が深いツールになります。実際にBubbleを扱ってみる、知見者に相談するといったように1開発ツールとして検討してみてください。
Bubbleで開発できるアプリの例
Bubbleを用いて作成できるアプリは多岐にわたります。具体的には以下のようなものがあります:
- SNSアプリ
- 地図連携サービス
- 人材マッチングアプリ
- 決済付きプラットフォーム
上記はWebサービスを中心にリストアップしました。SNSアプリであれば、プロフィール画面やメッセージ、ニュースフィード、お気に入り登録機能が搭載されていたりしますが、Bubbleでも問題なく実装することができます。また地図連携サービスであれば、現在地情報をマップに登録したり、データベースの住所データとマップを連携することで飲食店検索アプリなどの開発も可能になります。このように自由で開発できるからこそアイデア次第でサービスを開発することができます。
上記はWebサービス中心でしたが、業務用のシステム開発も問題なく実装することができます。
- 顧客管理ツール(CRM)
- 帳票管理システム
- 日報報告ツール
上記のような業務効率化ツールの実装も得意領域の1つです。これまでは紙データで取り扱っていたがデジタル化したい、クラウドにデータ保存したいといった要望もシステムに落とし込むことができます。
Bubbleで開発できる機能
Bubbleを使用すれば、いいねやお気に入り、チャット、予約フォーム、マッチング機能、プロフィールやマイページの作成、ダッシュボードでのグラフ表示、カレンダー、予約サイトなど、一般的なサービスでよく見かける機能を容易に実装することができます。また、開発できない機能がある場合でも、コードを追加することで拡張性を持たせることが可能です。
Bubbleで開発できない機能についてはこちら
最後に
Bubbleは何でもできると言われるように開発領域がかなり広いツールです。その一方で、専門領域や業種に特化していないため、実装できるシステムが分からないという声もお聞きします。そのため、今考えているアイデアや、課題となっている業務内容等をヒアリングできれば、開発できるかを判断することができます。自社でアプリ開発を考えている方や新規事業を検討中の方は、ぜひBubbleの活用を検討してみてください。もし、Bubbleで何ができるのか、どう取り組むべきかについての質問があれば、私までお気軽にご連絡いただければと思います。
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