コラム

【新規事業の進め方ガイド】0→1を達成するために必要なステップを理解して、リスクヘッジした進め方

新規事業を成功させるためのポイントを分かりやすいステップバイステップガイドで解説します。Boot株式会社は年間20社を超える新規事業のシステム開発を行っております。そんなブートが提供している実践的な方法やこれまでの経験とともに、新規事業の成長について整理してみました。

ステップ1:市場調査とニーズの把握

新規事業を始める前に、市場調査を行ってニーズを把握しましょう。競合他社の製品やサービスを調べ、顧客が何を求めているのか理解することが重要です。

市場調査はネット検索、SNS検索からでも始めることができます。現在注目されているワードの検索や流行りなど肌感で確かめるところから始め、事業についてヒアリングやアンケートを行います(アンケート方法を鵜呑みにすると、蓋を開けると何もニーズがなかったという場合があるため、現在課題感を持っている人の、課題や悩みを聞く形式でアンケートを行いましょう)

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ステップ2:ビジョンと目標の設定

ビジョンと具体的な目標を設定しましょう。これにより、チームが一貫した方向性を持ち、意思決定が迅速に行われるようになります。

チームで事業を進める場合、事業のビジョン、目標が齟齬なく全員が理解する必要があります。事業を始めたが、目標の認識がずれ、モチベーション低下、チーム活動が疎かになるといった問題が発生しえます。実際にブートが取り組んだ事例でも、クライアント間の目標に対するコミュニケーション不足により事業が振り出しに戻るといった、問題も発生しました。何となく全員が理解しているだろうで進めると、振り出しに戻るような分裂も起こりえます、なるべくオフラインでかつ常にコミュニケーションを取ることが求められます。

ステップ3:プロトタイプの開発

新規事業のアイデアを形にするために、プロトタイプを開発しましょう。これにより、アイデアを具体化し、顧客からのフィードバックを得ることができます。

プロトタイプ開発はフルスクラッチで開発する必要はありません。既にあるツールを組み合わせて行う。ノーコードツールでアプリ開発するといった時間とコストをかけずにプロトタイプ開発する方法があります。特にBubbleという開発ツールを使う方法はオススメです。

Bubbleで開発する

アプリ開発ツールBubbleは拡張性が高くプロトタイプ以上のも開発でき、またスピード感を持った開発が可能であるためプロトタイプ開発するにはおすすめです。公式サイト(https://bubble.io

ステップ4:顧客からのフィードバックを収集

プロトタイプを顧客に試してもらい、フィードバックを収集しましょう。これにより、改善点や新たなニーズを見つけ出すことができます。またフィードバックの内容が全てのサービスユーザーに該当するわけではないため、ユーザーに寄せすぎるとありきたりなサービス、よく見かけるサービス、競合と比較しづらいサービスになりえます。そのため、フィードバックを鵜呑みにせず事業を進めることが重要です。

ステップ5:製品やサービスの改善

顧客からのフィードバックを元に、製品やサービスを改善しましょう。繰り返しテストと改善を行うことで、市場で成功する可能性が高まります。フィードバックをもらいプロトタイプを修正していくことで、実際に開発するべきサービスやアプリが出来上がってきます。この際開発スピードがネックとなる場合、事業成長しづらいということを念頭に置きプロトタイプ開発、チーム体制を考えましょう。

ステップ6:マーケティング戦略の策定

効果的なマーケティング戦略を策定しましょう。ターゲット顧客にリーチし、ブランドの認知度を高めるための施策を考えましょう。事業が成長しない場合に、プロダクトによるものと修正するのは控えましょう。ステップ5までで修正、テストを繰り返し行っておりプロダクト品質は向上しているはずです。ターゲット層を定め、発信方法を工夫し続けていきましょう。サービスユーザーに利用してもらった際は、他社に伝わるようにカスタマーサクセスを徹底しましょう。

過去のクライアントには、プロダクトが既に完成している状態であっても、問題はプロダクトにあると断言して営業に注力できていない状況にありました。ユーザー検証を通じて、既に顧客満足度は高い一方、そのプロダクト自体の認知度が低いゆえ成長しませんでした。サービスユーザーはプロダクトの重視するポイントは、デザインであることが多いです。視覚的に分かる要素で判断するため、プロダクトの作り込みはほどほどに、デザインやサービスが伝わるUIを重視する方が効果的と言えます。

ステップ7:販売チャネルの構築

製品やサービスを顧客に届けるための販売チャネルを構築しましょう。オンラインやオフラインの販売チャネルを適切に組み合わせて、顧客が簡単にアクセスできるようにしましょう。

商品を販売する場合は、ECサイト、Webサービス内、直接の取引、店舗販売など手法は多くありますが、初期費用がかかるものは控えましょう。店舗を借りて販売するではなく、場所を曲がりして販売する、InstagramとECサイトを用いてオンラインで販売するなどなるべくリスクが低くなるように販売チャネルを持ちましょう。

チャネル一覧

  • 店舗販売
  • ECサイト販売
  • SNS販売
  • Webサービス上での販売
  • 代理店販売
  • 広告によるオンライン販売

ステップ8:KPIの設定とモニタリング

新規事業の成果を測定するためのKPI(Key Performance Indicators)を設定し、定期的にモニタリングしましょう。これにより、事業の進捗や問題点を把握し、適切な対策を講じることができます。

ここまでのプロセスを得ると後は、チームが稼働するほど事業が成長する環境に仕上がりつつあります。売上や事業成績に見合うKPIを設定し、事業が続けて伸びていくようなルール作りを行いましょう。

参考本

プロダクトが既にあるを前提としてKPI選定本です。チームとして何をするべきか、事業の目標をどう定めるかという方法論が詳しく解説されています。

最高の結果を出すKPIマネジメント

ステップ9:チームの育成と組織作り

新規事業を支えるチームの育成と組織作りを行いましょう。適切な役割分担やコミュニケーションが円滑に行われる組織を構築することで、事業の発展に繋がります。事業が伸びない心配が無くなることによるモチベーションの低下は多くのチームで見受けられます。余裕が出てきたため、新しい販売チャネルを作りたい、新しい施策を打ちたいという意見も増えてきます。継続して事業成長することが見込まれる場合は新規施策を回し、まだ見込めない場合はこれまで通りの稼働を徹底することが求められます。

ステップ10:事業のスケールアップ

新規事業が安定して成果を上げるようになったら、事業のスケールアップを検討しましょう。新たな市場への進出や製品ラインの拡充など、さらなる成長の機会を追求しましょう。また、ここまでくれば、新規事業という枠組みを超えています。既存事業との組み合わせや、新たな事業立ち上げの検討などが行われます。

最後に

新規事業を成功に導くためには、市場調査から始め、顧客のニーズに応える製品やサービスを開発し、適切なマーケティング戦略や販売チャネルを構築することが重要です。また、チームの育成や事業のスケールアップも成功の鍵となります。本ガイドが、新規事業の成功への道筋となることを願っています。Boot株式会社は新規事業におけるシステム開発を強みとしております。お気軽にお問い合わせください。

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