コラム

【2023年最新版】Bubble開発にかかる費用を相場と比較して解説します

こんにちは、Bootの三谷です。今回はBubble開発に発生する費用について解説します。開発を外注する際にぜひご参考にください。弊社は年間20社のアプリ開発を行うシステム開発会社です。特に最近ではBubbleというノーコードツールを用いて開発することが多く、今回はこれまでの経験やノウハウをもとに開発費用について説明いたします。

開発に発生する手順とは

開発に発生する費用を理解する前に、まず発生する工程を整理し、費用を理解していきます。ここでは何を開発するかの企画やユーザー検証の後を記載しています。Webアプリを外注する際には、以下の手順が一般的に発生します。

プロジェクトの要件定義

まず最初に、外注先に対して、開発するWebアプリの要件を定義する必要があります。要件定義は、機能や利用目的、ユーザー層などを含めた具体的な仕様を明確化する作業です。この際、外注先との間でのコミュニケーションが重要となり、定義に決まった通りのシステムを開発していきます。

プロジェクト次第では、PM(プロダクトマネージャー)やコンサルタントの稼働が必要な場合があります。特にシステム開発ではなくオペレーションの変更やこれまでの業務から一変する場合は稼働が必要になり、稼動費用も念頭に入れる必要があります。

提案書の作成・契約締結

要件定義が完了したら、外注先から提案書を受け取ります。提案書には、外注先がどのようにアプリを開発するか、どのような開発手順を取るか、見積もりやスケジュールなどが含まれます。提案書が双方で合意した場合、契約書を作成して締結します。契約書には、開発期間や費用、納品物の仕様などが含まれます。

デザイン

Webアプリ開発には、ユーザーが扱うUI、デザインを設計する必要があります。設計を元にデザイナーが、Adobe XDやFigmaというツールを用いてデザインしていきます。

開発

要件定義、デザインが完成すれば、実際にデバイスで動かす機能の実装、データベース設計、サーバー管理などを行います。通常開発は3~5人チームで行われることが多いです。

テストと品質保証

開発したWebアプリをテストして、品質保証を行います。この段階で、バグの修正や不具合の修正などが行われます。

納品

テスト・品質保証が完了したら、Webアプリを納品します。この際、納品物の仕様書を作成し、双方で確認したうえで、納品物の受け取りを行います。

以上が、Webアプリを外注する際に発生する手順となります。

一般的な外注で発生するコスト

次にWebアプリを外注する際の費用を整理します。ただし、実際の費用はプロジェクトの規模や内容、外注先の業界や地域によって異なるため、あくまで一般的な目安として参考にしてください。また開発には全ての費用が発生するわけではなく、一部社内で行う箇所、費用を抑える箇所も含まれています。

開発費用

Webアプリを開発するための費用です。開発費用は、外注先の人件費や技術力、開発期間などによって変動します。小規模アプリの場合、300万円未満で開発できることがありますが、中規模以上のWebアプリでは300万〜数千万円の費用が発生します。主な開発費用は、開発に関わるエンジニアの人件費に左右されます。そのためプロジェクトで関わる人数が多い、または開発期間が長い場合は開発費用が多くなります。

デザイン費用

Webアプリのデザインを行うための費用です。デザイン費用には、ロゴやアイコンなどのデザイン、ページのデザインやレイアウトなどが含まれます。デザイン費用も主にデザイナーの人件費により発生するため、デザインするページが多いまたはページを複数案出すなどデザイナー稼働が多いと、デザイン費用は大きくなります。目安金額は1つのプロジェクトで1名のデザイナーが稼働し、50~100万円になります。

運用費用

Webアプリの運用を行うための費用です。運用費用には、サーバーのレンタル料やメンテナンス費用、セキュリティ対策などが含まれます。目安はシステム開発費用の10~20%と言われています。そのため初期費用3,000万円のシステムであれば、年間ランニングコストは600万円になります。システムは作って終わりではなく、ランニングしていかないといけないため、この運用費用も念頭に外注依頼するようにしましょう。

以上が、Webアプリを外注する際に発生する主な費用となります。ただし、これらの費用は、プロジェクトの規模や内容、外注先の業界や地域によって異なるため、一概に相場を言い切ることはできません。一般的には、中規模のWebアプリの場合、500万円程度から数千万円程度まで幅広く、大規模なWebアプリの場合は1億円を超えることもあります。また、外注先の国や地域によっても費用が異なります。

Bubble開発の費用について

Bubbleでは主に以下の費用が発生します。大きな違いは開発費用にあり、デザイン費用や企画については通常の開発と差は大きくありません。そのため、開発費用のみ記載しております。

開発費用:50~200万円

Bubbleでは小規模アプリの開発は2週間〜1ヶ月、中規模アプリは1〜2ヶ月で開発できるため開発工数を抑えることができます。月単価100万円のエンジニアをアサインしても、合計50〜200万円で抑えることができます。この金額はオフショア開発よりも安く、短い期間で開発することを指しています。一般的なオフショア開発では、日本法人を仲介して依頼されることがほとんどのため、開発費用は一定ラインより低くなることはありません。

システム開発との比較が以下になります。

Bubble開発の優位性

Bubble開発は一般的な開発よりも工数や費用を抑えることができます。そのため下記のシーンではBubble開発をオススメします。

新規事業のシステム開発

現在の新規事業では、Webサービスやアプリ開発が要求されることが少なくありません。しかし、開発するノウハウや外注で頼れる会社もなく、開発によって事業が停滞することがあります。そこでBubble開発で外注すると、これまでの開発会社と異なり、進捗が見えやすく、期間も短く、費用も安いと課題解決につながります。また納品した後の修正や、追加開発も通常より2倍、3倍早いことから新規事業のような柔軟性が求められる開発に向いていると言えます。

初期費用も通常の開発より3分の1と安いですが、運用における修正や追加実装も同様にスピード感を持って開発できるため、新規事業の膨大な修正量に対しても開発費用を気にしすぎる必要なく、新規事業に集中することができます。

エンジニア不足のシステム開発

今後IT人材の不足は避けては通れません。社内でエンジニアやIT人材を育成しようとしても、プログラミング言語への苦手意識や開発ノウハウがないことから、なかなか体制を整えることはできません。そこで、Bubble開発を導入することで、非エンジニアであっても理解できるため、システム開発を進めることができます。また育成にかかる費用や、エンジニア採用するためのコストもかからずに課題解決することができます。

最後に

今回は2023年最新のBubble開発にかかる費用について解説しました。上記で詳しく説明しましたがまとめると、50~300万円でWebサービスを開発することができます。この費用はオフショアではなく、日本法人1社で完結する費用になりますので、他開発会社よりもコストを抑えられることが分かりますね。

弊社は、年間20社以上のアプリを開発していますので、Bubbleで開発できるのか、実現できるのかなどお気軽にご相談ください。本記事の続編として、Bubbleで開発できないことについても記事でまとめていますので、是非ご参考にしてください。

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