コラム

【2023年最新版】チャットボット50個から、活用シーン別9社を選出して解説しました

はじめに

近年AIやロボットなどをはじめとした業務効率化のツールの進化と普及が目覚ましく、チャットボットにも注目が集まっています。

消費者との接点やB2Bの相互関係を強化するためのツールとしてなど、チャットボットは多岐にわたるシーンでの利用が増え続けています。チャットボットでの自動化を実現できるかどうかは今後の企業の繁栄や顧客満足度に大きく関わる重要な内容と言えるでしょう。

しかし、実際にチャットボットに対して「漠然とユーザーからの質問に答える」イメージのみを持っている方がほとんどで、活用に関しては具体的に想像しづらいのではないでしょうか。

「チャットボットが会社でどのように活用できる可能性があるのかを知りたい」「業務効率化のために他社の事例を参考にして情報を集めたい」

本記事では、上記のように考える方のために弊社独自の調査により、50個のチャットボットから活用シーン別に9社を選定し、その特長や活用例を紹介します。チャットボットの活用を考える方にとって有益な情報となるため、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

チャットボットの使用シーン

世間での普及が急速に進んでいるチャットボットですが、実際にはどのようなシーンで使用されているのでしょうか。現在チャットボットが利用されているシーンは大きく3つに分けられます。

①カスタマーサポート(toC)②カスタマーサポート(toB)③マーケティング・販促

それぞれ詳細を見ていきましょう。

①カスタマーサポート(toC)

消費者向けのカスタマーサポートは、ブランドと顧客の関係を築く上での要とも言える存在です。この領域での対話は、商品やサービスに関する知識の提供だけでなく、ブランドの信頼やロイヤリティの構築にも繋がります。

一般的に、消費者は迅速な応答や正確な情報提供を求めています。

店舗での買い物を想像するとよりイメージしやすいでしょう。「店員がすぐに接客してくれるか」「質問に適切に答えてくれるか」は、その後の購入行動や店舗の評価に大きく影響します。チャットボットも同じ役割を果たしますが、24時間365日、数秒以内の応答時間でサービスを提供することが可能です。

また、このようなインスタントなコミュニケーションは特に若い世代やデジタルネイティブにとっては非常に魅力的です。若い世代はスマートフォンを頻繁に使用して即座の情報アクセスやコミュニケーションを求める傾向が強いため、特に効果が期待できると言えます。

さらに、チャットボットを利用することで多言語対応やFAQの自動提供、さらには高度なAIを活用した自然言語処理を用いた質問応答など、従来のサポート体制では難しかった対応も可能となります。このような機能も加わり、さらに顧客との信頼関係が作りやすくなったと言えるでしょう。

②カスタマーサポート(toB)

B2Bのカスタマーサポートはその複雑さや専門性から、非常に高度な知識やスキルが求められます。企業間の取引では、一般的な消費者よりも詳細な情報や技術的なサポートが必要とされることが多いです。

例えば製造業やIT業界など、特定の専門知識を必要とする業界では単なる製品の使い方だけでなく、その製品を活用した最適なソリューションやトラブルシューティングに関する情報提供が求められます。

このような状況下で、チャットボットは大量のデータベースや文書から即座に関連する情報を取得し、ユーザーに提供する能力を持っています。

さらに、定期的なレポートやアップデート情報、業界のトレンドなどB2B取引で求められる情報の提供も自動化することができます。これにより、ビジネスの効率化や信頼関係の構築に大きく寄与することが期待されます。

③マーケティング・販促

マーケティングや販促活動におけるチャットボットの利用は、近年特に注目される領域となっています。消費者の購買行動や情報収集のプロセスは日々変化し、それに伴い企業は新しいマーケティングの手法を求めています。

チャットボットは、リアルタイムなコミュニケーションを可能にし、消費者のニーズに瞬時に応じる能力を持っています。この特性は、マーケティングや販促の分野で非常に価値のあるものとして捉えられています。

例えば、消費者がある商品に興味を示したとき、関連するキャンペーンや割引情報を即座に提示することで、購買意欲を高めることができます。

さらにチャットボットを使用することで、消費者の行動や購買履歴、興味を示した商品やサービスに基づいて、パーソナライズされたコンテンツや情報を提供することが可能となります。このような個々にカスタマイズされたコミュニケーションは、消費者の満足度やロイヤリティを大きく向上させることができると言われています。

また、チャットボットを活用することで、キャンペーンの効果測定やフィードバックの収集も簡単になります。リアルタイムでのデータ収集と分析を通じて、キャンペーンの改善点や新しいマーケティング戦略のヒントを得ることができます。

カスタマーサポート(toC)

ここからは弊社が独自調査した50の企業から、まずカスタマーサポート(toC)の会社を3つご紹介します。

hachidori 

まずはカスタマーサポート(toC)で利用されるhachidoriです。

hachidori 公式サイト:https://hachidori.io

hachidoriの主な特長としては下記です。

hachidoriの特長・プログラミングなしで直感的に操作できる・APIを活用し、簡単にチャットボットを作成可能・7,000以上の実績をもとにした豊富なシナリオあり・設計から運用までそれぞれのフェーズでサポートあり

7000件を超える実績を持ち、豊富なシナリオの提案から最適な会話体験をサポートできることが大きな特長と言えます。業務効率化からマーケティングまで幅広い用途でのチャットボットを作成できます。
LINE・WEB・Messengerなどの各プラットフォームでの利用が可能で、LINE・ LINE WORKSの認定パートナーとして登録されています。

利用料金月額5万円~
初期費用10万円
主な機能・アンケート・予約機能・セグメント配信・会話のタグ付け・流入分析、スコアリング

karakuri

続いてkarakuriを紹介していきます。

karakuri 公式サイト:https://karakuri.ai/

karakuriの主な特長としては下記です。

karakuriの特長・分かりやすく、操作しやすいUI。マニュアルなしで操作可能・導入前後の手厚いサポート・他ツールとの連携・カスタマーサポート業務に特化

チャットボットは使いこなせてこそ効果を発揮しますが、karakuriは操作が分かりやすくマニュアルなしでも扱えることが大きな特長です。また、導入前に現状分析やお客様のボトルネックの特定、導入後にも設定した目標を達成するためのサポートが充実している点も魅力です。

Salesforce Service Cloud、FastHelp5、Zendeskなど各種プラットフォームとの連携ができる点も大きなメリットと言えるでしょう。

利用料金非公開
初期費用非公開
主な機能・FAQの一元管理・有人チャットの連携・ノーコードでの設計・さまざまなツールとの連携・ダッシュボードでの分析 など

pep

pepについて見ていきましょう。

pep 公式サイト:https://pep.work/employee

pepの主な特長としては下記です。

pepの特長・学習支援機能により品質が向上・外部サービス接続が可能・直観的で分かりやすいUI

pepのチャットボットを利用することで主に問い合わせの応対を自動化できます。SlackやTeamsなどを利用中であれば新たな業務システムに乗り換えることなく、小さく業務改善をはじめられることも魅力です。

人工知能も高性能なものが搭載されており、業務の中で学習が行われ精度が上がっていくこともpepの特長です。

利用料金非公開(打ち合わせ後の見積もりを提示)
初期費用非公開(打ち合わせ後の見積もりを提示)
主な機能・一問一答チャット機能・有人チャット連携・API連携機能・会話分析 など

カスタマーサポート(toB)

続いてカスタマーサポート(toB)の会社を3社紹介していきます。

Boot

Boot 公式サイト:https://boot-tech.co.jp

Bootは大手企業から中小企業、行政機関など幅広い企業や団体のシステムを開発している会社です。

Bubbleというノーコードツールを使って開発を行っており、通常の開発会社の1/3ほどの費用で開発が行えることなどコストパフォーマンスの面で魅力が大きいです。また、ChatGPTのAPIを用いた開発や学習アプリの開発実績もあり、チャットボットの活用場面に応じて柔軟なカスタマイズなども可能です。

利用料金見積もり後の提示
初期費用見積もり後の提示
主な機能ChatGPTのAPIを用いた開発や学習アプリの開発実績もあり、柔軟なカスタマイズが可能

チャットプラス

続いてチャットプラスを見ていきましょう。

チャットプラス 公式サイト:https://chatplus.jp

チャットプラスの主な特長としては下記です。

チャットプラスの特長・10,000社以上の実績から理想のチャットボットを簡単に設計、運用が可能・エキスパートからのサポートが充実・幅広い業界での導入実績

チャットプラスは10,000社以上のチャットボットを開発してきた実績があり、お客様に最適なチャットボットをご提案が可能です。

10日間の無料トライアルが設置されており、初期費用も0円で手軽に始められるメリットも大きいです。

Q&Aのエクセル管理やキーワードの検索など機能のアップデートも進んでおり、今後利用する中でより高いパフォーマンスを期待できることも利用者にとって嬉しいポイントと言えるでしょう。

利用料金月額1,500円~
初期費用0円
主な機能・シナリオ設計
・Q&A予測表示・外部サービス連携・レポート機能・有人チャット・Excel管理 など

RICHO Chatbot Service

続いてRICHO Chatbot Serviceを見ていきましょう。

RICHO Chatbot Service 公式サイト:https://www.ricoh.co.jp/service/chatbot

RICHO Chatbot Serviceの主な特長としては下記です。

RICHO Chatbot Serviceの特長・タグの埋め込みのみで簡単に利用可能・業種ごとの豊富なテンプレート・Excel管理で運用が楽・外部システムとの連携が可能

RICHO Chatbot Serviceは専門知識が不要で、ExcelでつくったQ&Aのデータを読み込むだけで利用ができます。

タグの埋め込みのみで利用が可能なため、チャットボットを利用するにあたってWebサイトの改修や新たなソフトウェアのインストールも不要です。

導入前の環境のテストやトライアル、導入後のQ&Aの作成サポートなど導入前後の支援が充実している点も魅力です。

利用料金月額1.8万円~
初期費用5,000円
主な機能・Excel管理・API連携・有人チャット切り替え・問い合わせユーザーの特定・ヒアリング機能 など

マーケティング・販促

50社の調査の中にはマーケティングや販促のツールもあり、続いてはマーケティング・販促で用いられているチャットボットも見ていきましょう。

Chamo

Chamo 公式サイト:https://chamo-chat.com

Chamoの主な特長としては下記です。

Chamoの特長・ユーザーに合わせた最適なチャット・ストレスフリーなフォーム入力・FAQと有人サポートの両立

ChamoはWebの集客から導入後のサポートまでを一貫して行うことのできるチャットボットです。さまざまなユーザーの知りたい情報に合わせて対応することができ、顧客満足度の向上が見込めます。

24時間対応のFAQボットとより専門的な質問に対応するための有人サポートを両立して工数削減を実現しています。

利用料金成果報酬型※月間CV数により単価が変動します
初期費用非公開
主な機能・オペレーターチャット・カスタマー管理・フォーム最適化・訪問者の可視化・自動ヒアリング・有人チャットへの切り替え など

Flipdesk

Flipdesk 公式サイト:https://flipdesk.jp

Flipdeskの主な特長としては下記です。

Flipdeskの特長・ユーザーデータから適切な情報訴求・高いコストパフォーマンス・導入からレポーティングまでの充実したサポート

Flipdeskは顧客データをもとに一人ひとりに合った顧客体験を提供できることが実現できます。サイト運営者とユーザーのニーズを適切に結び付け、売り上げや広告効果の最大化に貢献します。

サポートも充実しており、知識のない方や時間がない方も安心して任せられる体制が整っていることも大きなメリットです。

利用料金50,000円(税抜)
初期費用50,000円(税抜)
主な機能・ターゲティング設定・レポート機能・A/Bテスト機能・会員データ連携 など

PLSHATECH

PLSHATECH 公式サイト:https://aisaas.pkshatech.com

PLSHATECHkの主な特長としては下記です。

PLSHATECHkの特長・自社開発エンジンによる圧倒的な日本語の精度・簡単に操作できるダッシュボード・従来の自動応答ツールとの連携

PLSHATECHは圧倒的な自社開発エンジンによる日本語の高い回答精度が魅力です。ビッグデータにより大量の辞書データを読み込んでおり、少ない学習で高い精度が実現できます。

多くの実績に基づく機能が搭載されており、専門知識が無くても分析や改善を行うことが可能です。

利用料金非公開
初期費用非公開
主な機能・学習する対話エンジン・視認性の高いダッシュボード・有人チャット連携・SNSアプリ連携・FAQの出し分け機能

最後に

本記事では多岐にわたるチャットボットの利用シーンや実例を、具体的な事例とともにご紹介しました。カスタマーサポートからマーケティング・販促に至るまでチャットボットは今やビジネスの前線でその力を発揮しています。

また、チャットボットは会話の自動ツールとしての役割だけでなく、データの収集や解析にも長けています。デジタルトランスフォーメーションの波が高まる現代において、これらの機能はビジネスの競争力を一段と高める要素として非常に重要と言えるでしょう。

この記事を通じて、チャットボットの導入や活用を検討している皆様にとって、少しでも参考やヒントになれば幸いです。ぜひ本記事を参考に社内でのチャットボットの利用を検討してみてください。

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